{トイマーク製品に記された円谷英二のコメント}
ファンのみなさまへ
いつも励ましの手紙とご声援ありがとう。みなさんに応える為に,私もますます元気
に新らしい夢を追いかけています。
エッ?「夢を追いかける…」だって? そうです。丁度・昔の人が,空を飛ぶことを
夢見たように,今の私も,みなさんが アッと驚くような素晴らしい特撮映画をつくろう
といっしょうけんめいなのです。
みなさんもいろいろな夢をおもちでしょう。大きな夢,小さな夢。限りない未来に向っ
てどんなとっぴょうしな夢でもいいのです。夢だなんて決して馬鹿にしてはいけませんよ
空を飛ぶことも,水の中を潜ることもみんな最初は夢でしかなかったのですから……。
さあ!みなさんも私といっしょに新らしい夢をおいかけてみませんか?
(C)円谷プロ 円 谷 英 二 (※仮名づかい、記号、改行など、すべて原文のまま)
ブランド名、トイマーク。会社の正式名称を『松代玩具』と言います。
トイマークのウルトラセブンシリーズは、その美しい造形と仕上げ、電動ギミック、そして
ウルトラセブン本編最終回に出演し、御大・円谷英二氏のサインとコメントが与えらわれ、
ウルトラセブンプラトーイの頂点に立つ商品と申し上げても過言ではないでしょう。
ウルトラセブンVintageでは、トイマーク・ウルトラセブンシリーズを「プラトイのページ」より
特化して特集いたしました。ぜひ、その美しさをご堪能いただけたら幸いです。
<トイマークのウルトラセブンシリーズ、商品構成は以下画像の通りです>
1-A . ウルトラホーク1号 ノンストップアクション
外箱の一部を立て、ショーケースとしての機能さえ
合わせ持つ化粧箱。内箱は絵(ナースとの戦闘)で
彩られ、まるでジオラマセットです。シリーズ商品の
中でも、この1号のみに与えられた豪華な梱包です。
トイマーク ウルトラセブン 08 スペースガン
フリクションでビーム音(?)を出す光線銃玩具です。本体は全くセブンに関係ない、
ただの鉄砲。セブンかウルトラ警備隊マークのシールくらい付けて欲しかったなァ
と思います。
キャプテンウルトラバージョンの08スペースガンというのもあり、全く同じモノ。
キャプテンでは09スペースガン、他に04やサンダーバードバージョンもあります。
姉妹品である「ウルトラセブン ジャイアントヘビーマシンガン」も、やはり箱の装丁
のみセブン絵柄のただのマシンガン玩具。こちらは、ウルトラマンのバージョンが
タカトクから発売されています。
全長 : 270mm、全幅 : 150mm、全高 : 65mm(ユニット含100mm)
電動、単3電池2本使用(付)。当時定価750円。
壁に触れると向きを変え、噴射口を赤く点滅させてノンストップで走ります。
動きは滑らか。ウルトラセブン本編最終回に出演したホーク1号です。
明灰色(一部は青みがかった銀)で成型されたプラスティック製ボディを
明るいメタリックブルーで上吹き、くるみ塗装が施されています。
落ち着いた色合いで、非常に高級感あふれる質感に仕上げられています。
2,3号のリアルさと比べ、スケール感では1歩譲るものの、ホーク1号の
旗艦たる堂々としたデザインを損なうことなくまとめあげられています。
ガンマ号後部からベータ号へ繋がる絞り込みが、他メーカー品で見られ
がちな大味感を払拭。尾翼の「1」マークは蒸着(メッキ)塗装で表現され、
シンボルとしてまさに輝いています。
1-B . ウルトラホーク1号 アップダウンアクション
当時価格および価格商品サイズは(ユニットも含め)ノンストップと同じ。
スイッチレバーを後ろに倒すと前進、1輪の前タイヤはステアリングします。
レバーを前に倒すと機種を上下させ、最上位置で噴射口を光らせます。
アップダウンアクションには、カラーバリエーションが存在します。
初期型 →○トイマーク はノンストップ同様、灰色成型にメタリックブルーの上吹き塗装が
施された上品な仕上がり(上画像↑)。後期型 →○タカトク は上吹き塗装の工程を省略、
代わりに銀色の材料で成型されています(下左画像↓)。
(画像手前:初期型、画像奥:後期型)
..☆どちらもステキな仕上がりです☆
左は当時の「週間 少年マガジン」懸賞ページに
掲載された写真(単色)に彩色を施したもの。
1〜3号、ポインターが掲載されていますが、
試作の木型写真のためか、ウルトラホーク各機は
各部の造形が実際の商品と異なります。
上、左画像はトイマークのウルトラホーク1号の金型を使用した商品を並べてみました。
手前:トイマーク、中央(白):タカトク(フリクション)、奥(青):?。同じ機体でも、成型色が異なると、
随分と違う印象の商品になりますね。右はトイマーク・ホーク1号の箱を真横から見た
もの。美しい機体を覗き見ることができ、当時の少年たちは胸を震わせたことでしょう。
2-A . ウルトラホーク2号 ノンストップアクション
全長 : 310mm、全幅 : 90mm、全高 : 85mm(ユニット含105mm)
電動、単3電池2本使用(付)、付属シール有。当時定価750円。
ギミック等、ホーク1号に準じます。
こちらもTV出演したプラトイ。ギミックや、くるみ塗装など、仕様は1号と同様です。
2号の商品自体が少ないため貴重な商品でもありますが、シャープで美しい造形
は、他の追随を許さない魅力的な逸品です。
ホーク2号には、何故か金色バージョンが
存在します。しかもこれは成型色ではなく、
クリーム色の成型ボディにくるみ塗装が
施されたもの。ブルマァクポインターSTの
「マグマライザー用成型材流用」の例とも
事情は異なり、文字通り、異色な2号です。
2-B . ウルトラホーク2号 アップダウンアクション
当時価格および商品サイズは(ユニットも含め)ノンストップと同じ。
ギミックも<ホーク1号アップダウンアクション>に準じます。
やはり1号同様カラーバリエーションが存在し、
前期型 →○トイマーク はメタリックブルーの塗装仕上げが施され(上画像↑)、
後期型 →○タカトク では塗装が省略された銀色成型ボディ&黒ライン(下左画像↓)となります。
(画像手前:タカトク、画像奥:トイマーク)
トイマーク・ホーク2号の兄弟たち。
手 前 : トイマーク
中央(白) : タカトク(フリクション)
奥 (青) : ?
記念撮影、ハイッ、チーズ!
3-A . ウルトラホーク3号 ノンストップアクション
全長 : 225mm、全幅 :1350mm、全高 : ユニット含125mm
電動、単3電池2本使用(付)、。当時定価750円。
ギミック等、ホーク1・2号に準じます。ホーク3号ノンストップは
セブン最終回にてアキオ少年が手にして遊んでいる玩具で、
噴射口を光らせながら、劇中、最も目立ったオモチャでしたね。
当時価格および商品サイズは(ユニットも含め)ノンストップと同じ。
ギミックも<ホーク1・2号アップダウンアクション>に準じます。
やはり1・2号同様カラーバリエーションが存在し、
前期型 →○トイマーク はメタリックブルーの塗装仕上げが施され(左列上2種・赤and黒ラインあり)、
後期型 →○タカトク では塗装が省略された銀色成型ボディ(左列3番目画像)となります。
ノンストップ・ホーク3号も,、ボディラインの
シールが黒のバリエーションがあります。
ただし、ホーク2号とは異なり、成型のままで
なく、しっかりと塗装仕上げが施されています。
2号同様、60年代の商品とは思えないハードディテールを持つ商品で、メタリック塗装を
施された機体は、数あるホーク3号商品の中でも、最も美しい商品と言えるでしょう。
3-B . ウルトラホーク3号 アップダウンアクション
ホーク3号の同金型兄弟機は
成型色の違いにより、最も印象が
違って感じられます。
手 前 : トイマーク
中央(白) : タカトク(フリクション)
奥 (青) : ?
トイマーク 's ウルトラホーク
3機揃い踏み!!
実際にはウルトラセブン本編で
このように3機揃って出撃する
場面はありません。
夢の競演を再現してみました。
画像左がノンストップ、右がアップダウンのアクションユニット(1〜3号共通)。
どちらも複雑で繊細な構造を持っています。
特に、 ノンストップのアクションは、マイコンでも内臓しているかのような
繊細で滑らかな動きを見せ、とても60年代の玩具には思えません。
動作音は意識的(?)に変えられており、説明書き(下画像参照)によれば、
ノンストップは「エンジン音がします」、アップダウンは「キィーンと音を出します」
と記載がされています。どちらも凄い騒音(!)で、夜、こっそり遊んでいたら
嫁さんにたいそう怒られました(^^;)。
難解な構造は、いざ修理となると困ります。特にスイッチ部分。
レバーが折れ易いばかりでなく、スイッチ構造事態がデリケートで、
もし壊れていたら、現状回復はお手上げとなるのではでしょうか。
動力部分の修理も、金属ケースの開梱が前提となるため、厳しいです。
ちなみに、ノンストップユニットはトイマークとタカトクで微妙に異なるようです(上右画像)。
4-A . ウルトラ ポインター号 リモートコントロールアクション
全長 : 260mm、全幅 : 100mm、全高 : 70mm
電動、単1電池2本使用(付)。当時定価1,260円。有線のリモコンで
前後左右に操縦することができます。リモコンは着脱が可能です。
全体のフォルムは、リアルさにおいてブルマァク・ポインター(大)&STに一歩
譲りますが、細部の造形は非常に凝った造りを見せています。もしかしたら
撮影ミニチュアを造形モデルにしているのかもしれません。ボディカラーは、
ウルトラホークよりも暗いトーンのブルーグレイメタリックでくるみ塗装が施され
メッキパーツの多用と合わせ、美しく重厚な雰囲気を醸し出しています。
ホイールデザインは
実車と異なります。
ホイール周囲の白い
ラインも再現!
後部下部に
リモコンの
コネクターが
設置されて
います。
前後の『TDF PO-1』のみ透明シールで再現。ウィンドシールドはスモークです。
サイドモールの再現、リアサイドパネルの上下分割、および上端の段差、リアの窓枠、
オーバーフェンダーの段差などなど、その造り込みにはトイマーク職人のこだわりが
感じられます。
リモコンポインターのシャーシユニット。
駆動用と操舵用に2個のモーターが搭載されています。
着脱式のリモコンコネクターを外すと、後輪の駆動ギア
がモーターギアから開放されてフリーとなり、滑らかな
コロガシ走行を可能にしています。この辺も凝ってます。
それにしても当時定価1,260円とは…。マルザンの電動ブリキセブンでさえ、当時価格
は1,000〜1,050円(地域により異なる)であることを考えると非常に高価な商品です。
当時これを買ってもらうことのできた子はお金持ち?…幸せ者ですね。
★トイマークのウルトラセブンシリーズ、如何でしたでしょうか?
編者自身、コレクションを所有する上で、これほど充実感を持てる商品は
なかなかありません。ギミックも素晴らしく、また、その造形と仕上げの
美しさは、いくら眺めていても飽きが来ないくらいです。
サイトの画像だけでは、どこまでその素晴らしさをお伝えできたかわかり
ませんが、お客様方がトイマーク商品と出逢う(または手に入れる)ための
きっかけになりましたら幸いに存じます。
トイマークとタカトクは、やはり兄弟会社なんでしょうか?
08スペースガン箱絵中央のセブンのイラストは、タカトクの
警備隊セットのヘッダーと同じ。
タカトクのフリクションウルトラホークも、金型の流用だけで
なく、台紙イラストや、「ウルトラホーク」の字体までコピー
して使用されています。
タカトクのフリクション・ホークは70年代の商品ですから、
金型やイラストの版権ごと買取された可能性はありますが
トイマーク08スペースガンと高徳ウルトラ警備隊セットは
いずれも本放映当時品であり、ますます謎は深まります。
★事情をご存知の方、ぜひご教唆くださいませ。m(_ _)m
↑左:トイマーク、右:タカトク。
反転させているが同じイラスト。
タカトク U警備隊SETヘッダー
. .
.
.
4-B. ウルトラ ポインター号 ノンストップアクション
全長 : 260mm、全幅 : 100mm、全高 : 70mm(73mm)。
電動、単2電池2本使用(付)。当時定価750円。
動きはホークのノンストップと同様ですが、その形状ゆえ、
当然ギミックユニットは異なります。ホイールを含む、この
ギミックシャーシは他の車にも流用され、説明書きには
イラストまでポインターの絵が使われています(^^;)。
(※右、トイマーク社製ムスタング箱絵の画像参照)
この車も凄い。ボンネットや、
サイドウィンドゥまで開閉します。
手前:リモコン、
奥がノンストップ。
前輪が浮いてます。
向かって左&中央が初期型添付シール
の色違い2種。右が未彩色の後期型。
スクランブル発進っっ!!
☆お詫び 今までホーク1・2・3号のアップダウンアクションに於いて
後期型と表記していた商品は、タカトク製品であろうこと
が判明しております。説明に誤りがございましたこと、
お詫び申し上げます。 m(_謝罪_)m