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マルザン&ブルマァク 50円(75円)キャラメル箱シリーズ
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こちらでご紹介するのは、マルザン・ブルマァクのウルトラセブンシリーズプラモデルで
最も小さい規格の商品たち。一葉折りのキャラメル箱のような化粧箱は、駄菓子屋に
生息するのも可能ないでたちで、私たちの心を優しく捉えてくれます。
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箱の裏には、作り方の説明書がプリントされています。当初は単色印刷でしたが、
ブルマァク後期の75円版では3色彩色となりました。

マルザン
 ウルトラセブン・ウルトラホーク2号(C)
セブンのディスプレイモデル。ホーク2号がスプリングで飛び上がるギミックがついた、
このテのプラモデルの定番商品ですね!50円。 ( 完成品の画像は

ウルトラホーク1号 マルザン(C)/ブルマァク(小)
編者は子供の頃、いっつもこの1号のプラモを捜し求めていた気がします。
50円とは思えないハイディテールなプロポーションの上に、スプリングで
β号が飛び出すギミックまで付いてるなんて!!もちろんコロ走行も可♪
  上段左がオリジナルのマルザン版。上段右は美しい前村画のブルマァク前期版。
  中段左の完成品は。中断右は前期と同じ絵柄に「ST表記」の入る中期で
  薬局の販促用に商品名の入ったシールを添付して配布されたもの。下段左は後期(大)
  と同じ箱絵のブルマァクの後期版、下段右は1985年に日東マスターが発売した復刻版。

ウルトラホーク3号
  マルザン(C)/ブルマァク(小)
  ホーク3号も、1号以上にリアルな造型でした。
  スプリングでミサイルを発射。コロ走行。
上段、左:マルザン版の箱絵は、完成品は
下段、左はSTマークのないブルマァク前期版箱絵、中央はSTマーク入りのブルマァク中期版箱絵、以上が50円。
★ブルマァクの3号は、他3点よりも復刻が遅かった可能性があり、STなしの前期版は現存数が特に少ないようです。
下段右はブルマァク後期版。同時期の大サイズのイラストが流用されています。後期版のみ75円。

ポインター
  マルザン(C)/ブルマァク(小)
今あらためて見ると「味がある」という強引な見方もできますが
子供心にも、ホークに比べるとどうしてもチープな印象で(^^;)、
よけいに美しい箱絵が印象に残る一品でした。
ギミックは、ミサイル発射とコロ走行。
上段左:マルザン版の箱絵は スチュピッド6 様 からの
完成品、上段:2色成型のマルザン版は 
完成品、下段:ブルマァク版は Special Thanks スチュピッド6 さん♪
下段左箱絵はブルマァク前期版箱絵、以上が50円。
下段右箱絵は、同時期の大サイズ用イラストが流用されたブルマァク後期版(75円)。
ポインターは、ブルマァク前期の
期間中にマイナーチェンジします。
箱絵の表は前村画のまま変わり
ません(STマークもナシ)が、
裏面の左上のイラストと
組み立て図面を変更。

中身も、ミサイル発射装置の
パーツ構成がまるっきり変わりま
した。その後、STマーク付きの
前村画= 中期に移行します。

マグマライザー
  マルザン(C)/ブルマァク(小)
マグマライザーはミニミニサイズも兄貴分に倣った後部大型ミサイルを搭載。
コロ走行可。若干、ディフォルメが入った造型でした。
左下の箱絵は、ブルマァク『初期型』のもの。文章右の、ブルマァクの発足
当初にのみ使用されたロゴが使われており、極々初期の商品らしい。
その時期に於いて、既にセブンキャラはプラモまで発売されていたようだ。
マグマライザーはマルザンから(C)規格も発売されていた模様ですが、現在までメディアを含めて
その現物や資料写真にはお目にかかったことがありません。
左上、完成品は、右上はブルマァク中期版箱絵、以上が50円。
右下:ブルマァク後期版は、同時期の大サイズ用のイラストが流用されてます。後期版のみ75円。
マグマライザー50円サイズは、
後付けミサイルランチャーのせいで
オモチャっぽい印象がありますが、
こうして見ると、なかなかのリアル
プロポーションですね!

○○ 値上げされたブルマァク後期版の価格は
なぜ、75円という半端な数字だったのか?
70円や80円ではいけなかったのか?と
思った方はいませんか?
当時、このクラスのプラモの販売方法として
左のように4つ並べてビニールで梱包され、
「セットで300円」みたいなことがあったのです。
で、 300÷4=75円。
たぶん、そういうことじゃないかな、と(^^;)。


 タケダ薬品 販促用
   ウルトラホーク1号 組立説明書
マルザンウルトラホーク1号(C)のものと思われる組立説明書。2つ折りの薄紙です。
ホークの50円プラモは、『エビオス』など家庭薬の宣伝シールが貼られたものを目にすることがあります。
それらは、薬局などで配られた販促品かと思われ、この組立説明書のプラモも同様に使われた販促品の
ものでしょう。ただし、本来(C)規格のプラモはキャラメル箱の梱包で、組立説明書は箱裏面に印刷されて
いるはずで、この販促品は既製品とは異なる梱包がされていたということがわかります。
他の販促品と同様に、専用のステキな梱包が施された可能性もありますが、説明書上段のイラストから
考えるに、透明な袋に封入されての配布ではないか?と推察しています。
特筆すべきは…どうやらデカールも専用のモノが添付されていたようで、右の主翼には、ウルトラ警備隊
マークの代わりにタケダのマーク、「UH-001-3」の代わりに「バンピタンペレー」を貼るようになっています
(左主翼は通常)。本物だったら凄い広告になりますよね!(^^;)

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