ウルトラセブン"特大"情報♪

 セブン「特大」情報、といっても 例によって「特大なスクープ」という意味ではナシに、あくまで
 ブルマァクセブンソフビの<特大サイズ>に関する情報です(^^;)。

 なお、この情報につきましては 実は編者の三浦も全く気づかずにいた事項で、ある日のこと
 弊サイトのご協力者のおひとりである ”長老”小林M.氏より「ブルマァクソフビの特大セブンに
 プロテクターの穴が不揃いなのがあるみたいなんだけど、三浦さんの持ってるのはどう?」
 という驚きの一報をいただき、あわてて型違いの個体を探し出し 検証した結果のご報告です。

 小林M.様、いつもながら貴重な情報ありがとうございました。この場をお借りして、あらためて
 お礼を申し上げます。m(_感謝_)m
 「こんにちは、ボクはブルマァク製ソフビ人形の
  ”ウルトラセブン特大サイズ”と申します。

  きょうは、案外知られていないボクの兄弟に
  ついてお話したいと思います。

  ただ…ボク、袋入りの新品死蔵品として発掘
  されたんですけど、胴体がちょっとユガんでて
  (お湯で温めても治らないんです・・・(T_T)。)
  他と比較検証するには不向きなものですから
  ここで、もう1人の特大に、役目をバトンタッチ
  したいと思います。」  
紅色 「やぁ、袋入りくん、こんにちは。」

朱色 「あ、ご苦労様、ジャンクくん♪」


紅色 「おいおい、ジャンクくんって名前は
    ヒドいなぁ(苦笑)。
    せめてオールペンって呼んでよ〜。」

朱色 「ああ、ごめんごめん(^^;)。」
(編者コメント)

 そう、実はこの人形は保管状態が悪く、もともとは顔〜胴体に灼けたような色があり
 編者がS-100後期カラーのイメージでオールペン(=オールペイント、つまり全塗装)
 を施した人形なのです。

 正直に申せばこの人形、転売を想定して、編者が遊びで塗装したものの、自分で
 申すのもおこがましいお話ですが、予想外にステキに仕上がってしまい、結局は
 手放せなくなってしまったソフビなのです(^^;)。


 特大セブンは、他のセブンに比べ、顔のデザインが 幼児雑誌の漫画を元にしたこと
 に加えて、対象である幼児を意識したせいか頭デッカチとなり、非常にバランスが悪く
 感じられますが、実物は案外「味」があり、他では得られない魅力を持っています。

 キュッと締まったウエストも、特大セブンならではの造形美を醸し出していますね。

 機会があれば、ぜひ手にとって じっくりご覧いただきたい逸品のひとつです。
 4面図です。
「お〜っす!」

(ここで、話題の「アニキ」の登場です)
※兄(向かって右)
  弟(向かって左)


兄 「よう、兄弟。オレとオマエって
   どっか違うとこがあるんだって?
   俺には同じに見えるけどな(笑)。」
弟 「ふふ、じゃあ兄さん、『気をつけ』して
    並んでみてよ。」

   「ほら、とりあえず兄さんの方が、ほんの
    少しだけど、背も高いだろ?」

   「それに、それぞれのパーツも、心持ち
    ボリューム感があってたくましいんだ。」

兄 「・・・ま、まぁな(ポッ^^;)。」

   「でもそれって、時期的な製造工程
    とかで、多少の誤差はあるもんだゾ?」
弟 「でもね、ぼくらは金型が違うみたいなんだ。」

   「ホラ、違いをわかり易くするためにも
    もうちょっと胸はってみてよ。」

兄 「こ、こうか…?」
弟 「小林M.さんにも指摘されたんだ
    けどさ、まずプロテクターの孔
    に注目してよ。特に正面1段目
    と3段目、ボクのはわりと均等に
    孔が並んでるけど、兄さんのは
    ひどく不揃いだろ?」

   「それと、肩のラインも、兄さんは
    かなり『いかり肩』だけど、僕は
    とっても『なで肩』なんだ。」

兄 「むむ…。」
弟 「今度は上から見てみようか。
   兄さん、ちょっと前に立ってみて。」

兄 「はいよ。」
弟 「ほら、やっぱりプロテクターの孔が
   兄さんのはかなり不揃いだろ?」

   「プロテクターの上端のラインも、
    軌跡がぜんぜん違うよね。」


兄 「へぇ〜。ホントだ・・・。
    けっこう違うもんなんだなぁ。」
弟 「さて、最後は後ろを向いてね。」

兄 「ハイ、くるりっ♪」
弟 「全体的なカタチも違うけど、
    ボディラインの山のカタチの
    違いは顕著だよね。」

兄 「ふむ。後ろから見ても、肩の
    プロテクターの違いがわかるね。」

弟 「股の幅なんかも違うよ。」


兄 「でも…どうして直したのかなぁ。
    俺ってカッコ悪い?(泣)」

弟 「そんなことないでしょ(笑)。
    まぁプロテクターの穴は確かに
    不揃いだったから、ついでに
    ちょっと直してみた、ってトコロ
    なのかなぁ。」
ではでは、最後に3人揃って
記念撮影いたしましょう♪

みんな、なかなかの男前だね!
解説(?)では、『兄・弟』という表現をしていますが、その大きさなどから、おそらくは「兄」は試作販売として
作られた初期型であろうかと想像できます。当然、生産数も少ないかと思われますが、特大サイズの場合、
350円(小)や450円(大)などのレギュラーサイズとは違って、総生産量も決して多くありませんから、量産型
と比べて、極端に希少ということではないようです。初期型の逞しさもステキだけれど、量産型の完成された
フォルムも捨て難い魅力がありますね。 あなたの特大セブンはどっちかな?
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