ケンタ  編 Part.1
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ケンタ様の作品は、12inchクラスのウルトラセブンの可動フィギュア。
既存のセブン商品の出来に納得のいかなかったケンタ様が、愛情込めて
製作された2点の作品にディオラマで花を添え、公開してくださいました。


Mark.T
まずは、マーミットの「スーパーアクションヒーローズ・ウルトラセブンDX」を基本に
パイロットエースの頭部をコンバージョン、「ウルトラの星」シリーズのウルトラマン
まで組み込んだコラボレートフィギュア、Mark.1のご紹介です。
(製作者コメント1.)
 マスクは、製作時点で最も優れた「パイロットエース」を使用。
 素体は「ウルトラの星/ウルトラマンCタイプ」。その発光システムを利用しましたが、
 素体頭部が大きすぎ、パイロットエースマスクが被せられなかったため、透明素体の
 削りだしが必要でした。しかし、元々の素体がレンズのようになっているので注意して
 削らないと発光が鈍ります。目の裏側は小さくアルミテープを貼りました。
(製作者コメント2.)
 スーツは「マーミット」のDXタイプ布地・銀色仕様です。
 最も苦労したのは股関節でした。可動人形の多くが本当の肉体と最も違ってみえるのが
 このくびれた股関節といってもいいくらいです。対応策として、股関節にボリュームア
 ップパーツをつけ、更にスーツを足首でひっぱるようにする必要がありますが、いずれも
 可動を抑制してしまうため、素体の腰と太ももの間にマスキングテープで橋渡しをして、
 間接のジョイントを阻害せず、表面はテープの張力でスーツが股関節にくいこまないよう
 にしました。足首には昔のトレパンのようにゴムのかかと止めをつけて引っ張っています。
 これでスーツの脚部はスラッとみえます。

 胸のふくらみはウルトラの星ウルトラマンCの胸を貼付ました。

 (他に、ボディライン変更や、足裏に強力磁石を組み込むなど、多彩な改造が施されているそうです)

(製作者コメント3. "フィギュアにはジオラマを"
 ミニチュアは、ジオラマがあってこそ活き活きします。
 机にプラスチック板を載せ、絨毯のような布地を貼り、
 上から茶色スプレー塗料を吹きかけ、更に鉄道模型の
 森(ターフ)を載せました。背景は遠景ポスターを使用。
 下部を白スプレーでぼかし地面との境をなくしました。
 背景は2タイプ使用していますが、30センチクラスの
 フィギュアの背景は、かなり大きい(1×1m程度)物を
 使わないと、すぐ画面からはみ出してしまいます。
(製作者コメント4.)
 当初はRAHの宇宙ギャオスを改造して
 「零下140度の対決」の再現(vsガンダー)
 も目論んでいましたが、ギャオス頭部の
 造形を壊すのが惜しくてそのまま使用。
 翼がかなり大きくて迫力がありますが、
 紐で翼の自重を支えるのが大変でした。
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<編者コメント>
 既存の素体を使用とはいえ、12inchの可動フィギュアに発光システムを仕込むのは
 至難の業。頭が下がります。そしてフィギュアが最高に輝いて見えるジオラマを製作
 しての撮影。ケンタさんの、フィギュアへ、そしてセブンへの愛情が伝わってきますね。
 それにしても、ギャオスとの夢の対戦には驚きました。ギャオスも宇宙怪獣ですから
 セブンの対戦相手にふさわしい、ステキなライバルですね♪
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さぁ、続けてケンタさん投稿作品Part.2!
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